道端工房 手作業綴り

日々の手作業と奈良の風景をつづっていきます。時々南紀の話題も(^^)

いただいたメッセージから感じたこと

95%以上、女性の方がお買い上げ下さるのですが、時折男性名でのご注文を頂くことがあります。
今回お送りしたお客様よりメッセージをいただきました。
モチーフが、亡くなったお母様が大好きだったお花であったそうで、そのお母様は生前に、御朱印集めをされていたとか。仏前に供えます、とのことでした。

このメッセージをいただいて、ふと見送った友人のことを思い出しました。

これまでに幾人かの友人を見送っていますが、そのうちの3人が花にまつわる思い出があります。

友人が39歳で亡くなったことを知り、葬儀に向かう玄関先で見かけた柘榴の赤い花、それは6月初旬でした。

秋、急逝した友人の葬儀の帰りに武蔵浦和駅横の川沿いをぶらぶら歩いていた時に見かけたのは、たわわに実った数珠玉。

永い闘病の末に旅立った横浜の友人の葬儀の帰り、立ち寄った駅前のデパートで衝動的に購入した鉢植えは、夢ちどりという愛らしい蘭の花。5月末のことでした。

亡き人との思い出は生前だけでなく、お見送りの際にも記憶に残ります。
それに花がかかわっていればなおのこと、印象に残る様です。

 今回メッセージをいただいて思ったことでした。